過泣激rュー
ネット小説のレビューにあたって
マーク = ネット小説  敬称略です。すいません。
ゆずさイチオシ★
水の都の王女・神住む森の勇メ
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  ※ネット小説のレビューにあたって。
  ネット小説のレビューを作家さまに特に連絡しない 方針をとっております。内輪だから紹介しているわけではなく、好きで紹介している、あくまで一読者として言いたいことを言うためです。リンクフリーのサイト様にはご連絡せずにリンクさせていただいております。無断リンク不可のサイト様に関しましては、ご連絡していない場合、検索可能の小説登録サイト名をあげさせていただいています。 もし、仮にこのレビュー記魔ノ支障が生じた場合は、お手数ですがメールにてご連絡ください。即刻修正・削除させていただきます。

【カコ】
再び出ました! 大魔法使い ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 徳間書店
魔女と暮らせば
あらすじ
キャットのお姉さんグウェンドリンは才能溢れる魔女。お父さんとお母さんがいなくなってから、二人の姉弟は突然やってきたクレストマンシーにひきとられることになるが…。


前作の『魔法gいはだれだ?』と比べると、クレストマンシーが冷たい感じがしてちょっと不安なのですが、キャットくんのかわいさと、お姉さんグウェンドリンの悪女っぷりが愉しめる一冊。
рヘクレストマンシーの奥様が好き。
グウェンドリンの考える、多彩な悪戯も面白い。でもなんつっても、素直でいい子なキャットくんがキュートなのです。オススメ。
あ、クレストマンシーの派閧ネ衣装も見所かもね(笑)

ネタバレ満載か セシル・ボトカー 評論ミ
シーラスシリーズ12  シーラス遺書
あらすじ(ネタバレ覚悟)
 マチアス・タンの妻が死に(名前忘れたよ)遺書が公開されることになった。店の権利はユリーヌとメリッサに一任されることになり…。

 ネタバレですいません。
 でもね、びびったよ。この巻。だって、メリッサはマチアス・タンとくっつくしさ、シーラスは結局妖精チャンを捕まえてるしさ。
 で、驚け桃の気、「女が男のものになるってこと、どういうことだかこの子は分かってるんだろうか」ってな独白がシーラスから飛び出してましたよ! いやはや。まあもう23歳だしね。
 メリッサともやるこたしっかりやってたみたいだし、どちらかというと早熟だし、まあいいんじゃないすかぁ?
 しかしメリッサはあの結婚失敗だと見たね。
 まあシーラスにはメリッサよりユリーヌのほうがあうかも。シーラスも結局は妖精ちゃんのワナにはまって出られなくなってるみたいだし、なにせ妖精だからね。
 まー、汪ェが楽しみですな。ボトカーのことだから、いきなり子どもとか生ませてそうで恐い。(でも世間知らずの十六歳の娘ッqでしかないユリーヌに手を出すのは、一苦労じゃないのか? рェ思い出すのは、『あさきゆめみし』で紫の上に源氏が手ェ出すシーンだな。お兄さんはもう待てないんだよ、とかなんとか)


古代日本の美しきロマン たつみや章 講談ミ
地の掟 撃フ眼差し
あらすじ
神に育てられた子どもポイシュマと、ヒメカの時期ヒコ候補者である、ワカヒコ。
二人の友情の間には、悲しい死の思い出があった。それぞれの道へ進み始めた二人の少年だが、その行く手には運命の渦が待っていた。

(ネタバレあるかも)
vっていたよりも面白くってビックリ。ちょっと全体的にありきたりの展開のような気もするけど、不v議な世界観がすごく魅力的だ。
神々に愛され、感謝と誠実に満ち溢れた少年ポイシュマと、抑圧された環境の中で己の意志を貫こうと苦悶する勇気の人ワカヒコと、どっちも捨てがたい魅力を放ってます(笑)
個人的には、ワカヒコが憐れで好きなんだけど、ポイシュマも好きかな。
大人の嘘に染められず、まっすぐ育ってほしいもんですなぁ(しみじみ)
シクルイケは、個人的には耀目かと(笑)

戯曲的 おとぎばなし エリナー・ファージョン 岩波書店
ガラスのくつ
あらすじ
(あらすじもくそもない) シンデレラのないようのまんま。

ファージョン版、シンデレラ。舞台用に書いただけあって、どたばたしたかんじのコメディチックなラブロマンス。
ファージョンは個人的にすごくすごく好きで、これも借りてきて読んでみたんだけど…。なんていうのかなぁ、やっぱりファージョンはオリジナルに限ります(笑) 悪くはないんだけどね。
ファージョンのラブロマンスといったら、お姫様が王子様じゃなくて百姓さんとくっついたり、貧しいけれどカワイイお嬢さんが、王子様じゃなくて王子様のフリした従僕とくっついたりするところが印象的。рフ大好きな「西の森」のお話でも、アクセク国の王様は、各国のお姫様に散々求婚しにいくけど、最終的には小間使いの少女を好きになってしまうし。
この一種の風h性と、チャーミングな冗談っぷりが彼女の持ち味だと思うんだけど。ガラスの靴じゃ、フツウの王子様とくっついちゃうからそこがね、c念です。
まあシンデレラカバーなんだからしゃあないか(^_^;


これぞイギリス剴カ文学  ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 徳間書店
 [bk1][Amazon]
魔法gいは誰だ
あらすじ
 ラーウッド寄宿学校二年Y組の日記の時間、クロスリー先生は思わず首をかしげた。
 「このクラスに魔法gいがいる」
 そう書かれたメモが、ワークブックの間に挟まれていたからだ。――恐ろしい、本当に魔法gいがいたら、審問官に連れていかれて火あぶりにされてしまうぞ――一体誰が魔法gいなのか?
 その日から、二年Y組ではおかしな事件がたてつづけに起こり…。


 DWJの大魔法gいクレストマンシーシリーズの第一作めがこれ。「魔法gいは誰だ」。
 読後の感想は、「あぁ、イギリスだなぁ〜〜〜」ということ。いかにもな内向的生徒チャールズや、優等生だけど性格の悪いテレサ・マレット、サイモン・シルバーソン、頭が悪くていじめっ子のダン・スミス、存在感のあるニラパム・シンや想像力豊かないじめられっ子ナン・ピルグリム、おしゃべりなエステル・グリーン、ひねくれもののつまはじきもんブライアン・ウェントワースなどなど、二年Y組のメンバーが「あぁ、イギリスの寄宿学校だなぁ」という感じで、楽しい。
 みんなはじめて会うけれど、どこかで会ったことがあるような親しみのあるメンバーなのよね。
 そして先生方の面々が、またまた楽しい。いい人テディーことクロスリー先生や、美人だけど中々ずるいホッジ先生、気難しいウェントワース先生や、いばりんぼのキャドワラダー校長。イギリスの児童書に親しんだことのある人なら、きっと読んで楽しいはず。
 それにこの本にも、DWJならではのユーモアがきいていて、すごくステキ。翌ソはいつもながら強引だけど、面白いから全然許せる。рヘチャールズが写本することになった『学校一元気な男の子』の内容に爆笑しました。いやー…いいねっDWJ!! というわけでこんなものも見つけました。→(DWJ同盟) あとこんなものもありけり。→(クレストマンシー同盟)
 いいですね。クレストマンシー。派閧ネところがなんともDWJっぽいかも(笑)
 んでアタシのラクガキです。(これが一番いらないっての)

こんなんがクレストマンシーじゃないというのはよく分かってます。
ええ。
でも最初にぱっと描いたらこれだったんですってば!
こっちはモップにのって
往生しているチャールズ。
ほんまにラクガキやね…

チャールズとナン。
蝠o席での食柾齧ハ(笑

ひっかけ、そしてひっかけ ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 徳間書店
[bk1] [Amazon]
「アブダラと空飛z甍毯」

あらすじ
 夢見がちt甍毯商人の若者、アブダラのもとへ、ある日奇妙な男がやってくる。空飛z甍毯を売りつけられたアブダラは、その門グ毯に連れられて、夢に見た憧れの王女s蜃蜷したのだが、王女はアブダラを女だと思いこんでいて――。


 というわけでハウルニ作めです。面白かったです。相変わらず(^_^) 結構こっちのが好きという方が多いですね。рヘどっこいどっこい。ハウルが好きなので、もっと出て欲しかった気もします。
 アブダラの美辞麗句は面白かったんですが、ちょっとモタついてしまって、彼本人にはあまり魅力を感じなかったアタシ(^_^;
 それよりも、むちゃくちゃ強くなっていたソフィーにビックリです。娘ッqのソフィー=内気なイメージが残っていたぶんだけ、肝っ玉母さんぶりが面白いやら驚くやら。でも満足。
 続き出ないのかしら。ハウルの相変わらずな性格が好き。[GREEN CUBE]さんのネタバレ絵にくらくら。いいなぁ、くるくる回し…。

腹立たしいほどリアル。 セシル・ボトカー 評論ミ
[bk1] [Amazon]
「シーラスと黒い馬」

あらすじ
 馬商人のバーリトンは、ある日奇妙な小船を見つけた。漕ぎ手もなく、ゆらゆらと河を下ってくる船…。ところが近づくにつれ、船底で少年が寝ていることが分かる。少年の名はシーラス。飄々とした掴みどころのない少年だ。彼を見習いにしようと企んだバーリトンは、ある賭けを申し出るが。


 いまだに続いているらしい、シーラスシリーズの第一作目。旅芸人の一座から逃げ出してきた少年シーラスの、少年から青年へと成長する過程を描く物語。
 その、記念すべき第一巻なんだが…。この主人公シーラスの性格が、とかくものすごい。
 賢くっr蹠々としてて、ゥ由を愛していて、それなりにいいやつなんだけど、ときどき「う」と思うほど悪い。
 目の見えない少女、マリアからミルクを無理矢理飲んだり、人のパンを全部食べたり。蛯ノ食い意地がはっているという点で腹立たしい。だけど、物語は面白い。
 シーラス以上に悪いのが、シーラスを囲む大人たちだ。物事にとらわれず、ゥ由に生きているシーラスの眼を通してみると、裏切りと偽りに満ちた大人たちの世界はむしろ滑稽ですらある。が、とかく出てくる大人出てくる大人、胸糞が悪くなるほどやなやつが多いので、イライラしてしまう。
 しかし、重ねて言うが物語は面白い。
 それに言うなれば、これこそが現実である。ある意味、セシル・ボトカーにとってこの作品は社会に対する痛烈な批判と軽浮セったのかもしれない。
 途中から出てくるビン・ゴーチックが非常によい。シーラスの友人となって、彼を助ける少年ビン・ゴーチックは足が悪くてひきずっているが、妹や母を助けて暮らす良い子である。
 この巻の最後に、マリアに対してひでーことを言うシーラスにむかって聞かせる言葉が重々しく、感動的。

 ついでに二巻めも。
 「シーラスとビン・ゴーチック」
 こっちも面白い。一巻よりこっちのほうが好きなんだけど、それはビン・ゴーチックがたくさん出ているからだろう。イェフの泣き窒ヤりにはイライラさせられたが、全体的に波乱万丈、面白かった。
 最後に、マリアとビン・ゴーチックが会話しているのをこっそり聞くシーラスが、ようやく自分に欠けているものに気がつき始めるのはよい。
 現在、O巻「シーラスと四頭立ての馬ヤ」を読んでます。
 ちなみに日本で刊行されているのは、12巻まで。

  結局ハマってシーラス応援ページ作りました(笑) →

沈黙の魔法gいゲド アーシュラ・K・ル=グウィン 岩波書店
物語コレクション版[bk1] [Amazon]
旧版[bk1] [Amazon]
「ゲド戦記機 ̄討箸寮錣ぁ

あらすじ
 十本ハンノキの村に住む少年ゲドは、強大な魔力を持つ少年だった。偉大なる魔法gいオジオンに見出された彼は、ローク島の魔法学校へ入学する。しかしそこでゲドを待ち構えていたのはこの世ならぬものの恐怖だった――。


 面白かった。すごく面白かったです。
 最初の説明が面倒くさかったりはするものの、読みすすめていくうちにグイグイ艪ォこまれてしまいました。さすが、名作と名高いだけあります。うなずける内容でした。
 作者vラ=五絵ンは、「闇の左手」でヒューゴーとった方だそうで、語り口は結構硬ソです。でもなんか情景描ハが雰囲気あってよい。
 ゲドははじめ、あんまり好きな性格じゃなかったのですけど、学院での不祥事(笑)のあと、突如人が変わって好きになりました。
 個人的には、親友のカラスノエンドウやノコギリソウがお気に入りです。オジオンさまも、好き。
 ペンダーの竜退治のあたりが、非常に物語らしくて好きですね。旧来の、生粋のファンタジーという気がします。うん。これぞ物語。これぞタペストリー。これぞファンタジー。
 物語好きにはたまらない。だけど、c念ながらイラスト載せてるファンサイトが少ないのよね。
 それだけが惜しい(T_T)
 というわけで、ラクガキ。
 
ゲド。十八歳くらいかな? рフイメージではこんなかんじ。わしばなじゃないけど(笑)

暗くなってからのゲドのほうが好きです。やんちゃな時代もいいんだけど、ル=五絵ンは基本的にセリフが少ない作家さんだから。
ノコギリソウに世界のことを語るシーンが好き。
しかし暗い顔してたんだろうなぁ…。孤独ですよね、ゲドは。
そういう孤独感もちゃんと描かれてて、そこが好きでもあります。
 
二枚目は、ゲドのほかの主要キャラクターラクガキ。
上がノコギリソウ、その下がヒスイ、右下がカラスノエンドウ、そして隣がオジオンです。
ヒスイがよく分からない…。
金髪だったけか????
ノコギリソウがすごくすき。カラスノエンドウも、オジオンも好き。
この人たちもう出てこないのかなァ?
続巻でも出てくれることを希望してます。

特にこの兄妹には出てほしいんだけど…。

オジオンとゲドとのさりげない愛情も好きでした。こういうお話が書いてみたいですね。
ファンタジーの殿堂でしょう。
是非、一読あれ。

っぱりルージャンが好き 向山貴彦 幻冬文庫 上下  ISBN4-344-40129-8(上) 648円(上)  [bk1][Amazon ]
 「童話物語 (上)大きなお話の始まり」
cover
あらすじ
 世界は滅びるべきなのか? その問いを確かめに人間世界へおりてきたフィツが出会ったのは、最悪な少女だったが…。


以前もレビューしたんだけど、もっかいプッシュしときたい(笑)
 やっぱりルージャンがすき。この物語、最高(^_^)
 もう一度、こんなお話が読みたいです。向山さん書いてくれないかなぁ。大期待。
 今ミステリーを書いてらっしゃるみたい。(某ネット作家さんに貸していただいたんだけど)やっぱり童話のほうが好きだな〜(^_^; (ごめん、某Mさん)
 というわけで、以下は過汲フレビュー記磨B

とにかく腹のたつ物語だった。
まず、ヒロインのあまりの性格の悪さに腹を立て、妖精フィツとの友情がなかなか深まらないのに腹を立て、二人のすれちがいに腹を立てる――そしてそのうち、ヒロイン・ペチカをおいたてる敵に腹を立て、なかなか素直になれないペチカとヒーローのルージャンに腹をたてる。
 そうして、読み終わったときは、みんなが大好きになっている。
 ハリー・ポッターもいいが、このお話を是非読んでほしい。
 日本にも外国に劣らぬいい児童文学があったのだと嬉しくなる。
 ファンタジーなんだが、限りなく生活臭がある。アメリカンテイストな児童書だと思っていたら、向山さんはほんとに帰国q女だった。
 物語は定石なようでいて、こちらの予想もつかないほど二転O転する。だからいつまで経っても本から離れられないのだ。
 お気に入りは、ヒーローのルージャンがまず最初かな。気負いのないところがたまらなくよくって、好きになってしまう。でもね、なんといってもハーティーおじさんだと思うの。強面のくせに、ペチカが大好きでオロオロしちゃうところがたまらなく愛らしくって、ほほえましい。
 最後の一文は、何度読み返しても素晴らしい名文だ。
 これほどに美しい文はなかなかない。是非自分で読んで、最後を確かめてほしい。

 童話物語の同盟ってあるんかなーと探してみたら童話物語同盟あった(笑)
 入りたい(笑)

ったれぼうやにくびったけ ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作 徳間書店 1600円  ISBN4-19-860709-5  [bk1][Amazon ]
 「魔法gいハウルと火の悪魔」
 
 あらすじ
引っ込み思案の長女ソフィーが荒地の魔女にのろいをかけられておばあさんになってしまい、家族を驚かせたくないと家出して、魔法gいハウルの掃除婦に(半ば強引に)なってしまうというお話。

DWJの本を読んだのは初めてなんだけども、とにかく面白かった。久々にアタリのファンタジーです。
 内容としては児童文学なんだけど、大人の女性のほうが楽しめる気がします。
 なんつってもこの物語最大の魅力は、ハウル(笑)
 読み終わって検索かけてみたら、あるわあるわ、ハウルのファンサイト(笑) рェ知らなかっただけなのね。ハウルの魅力にやられちゃった乙女たちが意外にもたくさんおりました。
 甘ったれで、うぬぼれやで、惚れっぽくて、皮肉屋で、でも親切で優しくって、カッコイイ(笑) こういう人、好き。
 ソフィーは、痰「娘さんのときはひどくビクビクしてたんだけど、おばあさんになってからは憂さをはらすかのようなゴウイングマイウェイな性格に(笑)
 ハウルに腹をたてながらも、ハウルの弟子マイケルやハウルの使い魔?カルシファーと仲良く、ときにはケンカしながらわやわやとやっていきます。
 タはこれ、ラブストーリー。女好きで口説くのが趣味ハウルは、本気で人を愛せない青年…らしい。
 ジブリの次回作の原作にも決定しています。是非、ご一読あれ(^_^)
 これはハウル同盟。入ってないけど入りたい(笑) →

ーピン先生にらぶ J.K.ローリング 静山ミ 1900円
ISBN4-915512-40-1 [Amazon]
「ハリーポッターとアズカバンの囚人」
あらすじ
相変わらずのダーズリー一家のいじめに、伯母のマージおばさんも加わり、ハリーは家出した。そこへ、アズカバンから脱獄したシリウス・ブラックがハリーの命を狙っていると聞き…


 いまさらという感じだけど、ようやく『ハリーポッターとアズカバンの囚人』を読んだ。
 悔しいことに、やっぱりまんまとはまらせられてしまった(^_^;
 でも私個人としては、二巻目の『秘密の部屋』のほうが面白かったかも。
 今回の萌えキャラはやっぱりルーピン先生。いかないでほしかったなぁ…再登場を望む。
 ロンハーの仲直りも、うれしい場面でした♪
 ちなみに、ハグリッドは今回も最初から最後までわらかしてくれて、満足です。

 この書評、ハリポタ書評がないんだね。というわけで、以前書いたハリポタ書評を載せておきます。

 以下、過汲フ文。

 予想以上に面白かったです。q供の頃夢中になったナルニア国物語ばりの面白さ。こりゃ売れるの分かるわという感じ。
 ハリポタ一番の魅力はなんといっても個性豊かなキャラクターたちだと思いますが。タは私、蜷l公のハリーには格別愛着はなかった。
 рェまず気に入ったのは、ウィーズリー兄弟。赤毛そばかすのチャーミングな兄弟たち。元々兄弟っつうのに弱いのも手伝って…
 監督生で優等生のお兄ちゃんパーシーも怒ったとこがおばさんにはたまらなく「かわゆーい」って感じでよかったのですが、なんつっても双qのジョージとフレッドでしょう! あのユーモアたっぷりのツッコミがおもしろーい(^0^) ウィットでかわいくってだけどドライで、登場回数少ないのに、準蝟霙イ辰討訥錣離蹈鵑砲睇蕕韻覆ぅぅ鵐僖ト。あんな双qなら、従兄弟くらいにいたら面白いのになあ。デキる兄さんたちにコンプレックス感じてるのっぽのロンも、ハリーvいの優しいとことか、優等生のハーマイオニーとのケンカっぷりとかが可愛くて満足。 ジニーは…まあいんじゃないすか。(なんじゃその扱いは) あと二人の兄さんが出てくるのが楽しみです。
 ハーマイオニーも私は大好き。おっきくなったらきっと魅力的な女の子に大成長して、ホグワーツの男の子たちを翻弄していそうな……誰も彼女にかなわない気がします(^-^; 
 ハグリッドもいい味出してましたね。ドラゴンにテディ・ベアのぬいぐるみをあげてるのには大笑いしちゃったよー…。しかししかし、大笑いといえばなんつっても秘密の部屋に出てくるバカ教師ロック…あれ、名前なんだっけ(忘れとる…アホだ) 読んでる人は分かりますよね(^^; 彼には大笑いしましたね。
 なんにせよ続きが楽しみです。ラブもなければどろどろした愛憎劇もないのに、ここまで惹かれるなんてすげえぜ、ハリポタ。やっぱりランキングは伊達じゃないのね〜(^^; 

会いの描ハが美しい 冬木洋q [HP]>イルファーラン物語
長編・連載
「イルファーラン物語」
あらすじ
魔法の存在する国イルファーランで、魔法を使えぬ身のアルファードは、ある日、異世界からの「マレビト」である少女と出会うのだが――

夕方、ベランダの窓辺で夕景を臨みながら分厚いファンタジーの本をめくっていた。
 そんな思い出がよみがえるような、懐かしい郷愁に満ちた物語だ。

 ある日突然異世界にやってきた少女と、同じく異世界からやってきて「マレビト」となった青年の物語。
 神話が非常に女性らしい視点で描かれている。

 文章の基礎が驚くほどしっかりしている。とある賞を受賞されただけあって、非常に分かりやすく、情景が目に浮かぶようだ。
 優しい感情と、そのなかに浮き沈みする若者の葛藤。
 ほんの1行でその微妙な心理をつく術は、真摯で素直な眼差しがなければできることではない。
 ノスタルジーに酔わせてくれる。オススメしたい。

 以前、穂高あきらさんに書きこみいただいてました(^_^)
 
穂高あきらさんhttp://novelism.cool.ne.jp/
酷Iな描ハが、水面にできた波紋のようにゆっくりと心に浸透していく。
緩やかに、けれども確タに心の琴線を爪弾く文章の誘惑が心地よくてたまらない

力を感じる 濱乞η幸 [HP]>十五王国物語
長編・連載
「十五王国物語」
あらすじ
 少女アルテリータは、ある雨の日死にかけた少年兵士を見つける。だがそれは、敵の兵士だった。

 G・マクドナルドの児童文学を思い出した。
 nまりからドラマを思わせる美しいストーリー運び。かなりの底力が期待されるだろう。
 激動の歴史の中で、その波に翻弄されながら己の道を生きようとする様々な人々が描かれていく。
 しなやかな文章にはきらりと光る感受性がある。
 美しいものにビンカンな感性がそちこちにのぞき、快い興奮と切なさが胸をうずかせるだろう。
 優しく、切なく、厳しい物語。読まなければ後悔する

ソな文章に酔う 卯波カヲル [HP]>二人王子
長編・連載
「二人王子」
あらすじ
 双qの弟して生まれたサラディンは、王族でありながら隠されて育てられた。戴冠した兄を、国を捨て、サラディンは出奔するが――。

錯曹キる歴史とロマンのファンタジー。

 文章力がスゴイ! とにかく一読してほしい。
 双qの弟して生まれたために、常に兄の影として生きてきた王子サラディンの物語。
 国の政治や、人々の思惑が交錯する様は巧妙。
 だがなんといっても、緻密な世界と酔疚な文章が絶品である。

 作者さんは初めてのファンタジーだというが、とてもそうは思えない。
 外国の綿密な架空歴史ファンタジーを思わせる。精巧で豪奢な、近世欧州の置物のような完成された美しさが魅力だ。

 以前、穂高あきらさんに書きこみいただいてました(^_^)

 穂高あきらさんhttp://novelism.cool.ne.jp/
 連綿と綴られる情景描ハが、痊の裏にまるで映画を見ているような映像を作り出すのが、不v議。肌に触れる上質のシルクのような感触を読者に与える、まさに秀作

メの視線が的確 ちは [HP]>NOVEL>長編連載もの>女神の果実  長編・連載
「女神の果実」
あらすじ
兄の妻が子どもを産んだ日、淋しさと嫉妬を抱えながら家を飛び出したオリーブは、教会の黒ミサを覗いてしまう。兄の赤ん坊を狙うらしい、謎の一団の言葉にオリーブは――!?

 生活臭のあるファンタジー。
 冒頭の文章が非常にうまい。情景がありありと浮かんでくるほどだ。
 兄にちょっと執着ぎみの少女オリーブは、兄の子どもが生まれた晩、教会で黒ミサを見てしまう。しかもその団体が狙っているのが兄の子どもだと知り…。

 二転O転するストーリー、蜷l公の内面のリアリティ、独特な語り口が魅力だ。とにかく、全体的に作者さんの眼がドライで、そこに好感を持つ。一歩物語に距離をおいて見ているからか、全体的に生々しくキャラクターが記号化せずにきちんと人間である。
 強いところと弱いところを無視することがないから、安心できる。

 文章も非常に現実的。それでいてファンタジーである。少女の心の移り変わりが印象的だ。

女たちの気揩ソをつかむ 文圏[ [HP]>幻想迷宮譚>白フ巫女
長編・連載
「白フ巫女」
あらすじ
男顔負けの騎m、クリスは、ある日の辞令に驚く。国の至宝とも言うべき貴人、宝珠の巫女の護衛に任命されたのだ――。「なぜわたしが」動揺するクリスだが。

 少女たちのためのファンタジーだ。
 男顔負けの女騎mクリスは、国の宝とも言うべき白フ巫女の護衛に抜擢される。そこでおこる騒動、人間模様と葛藤が、この作品の主軸だ。

 だが女だてらに剣を振り回すクリスの、波瀾万丈の活劇というわけではない。むしろ物語は驚くほど静か。
 クリスと、巫女であるエアとの内面が、女性らしい視点から丁寧に描かれている。

 序盤、少女たちの期待をうまくじらすのが面白い。
 わかっているけど読むまで安心できないの。
 そんな少女の心理を上手に導く。ニクい作品である。

たちの悲しみを愛す 菅浩江 徳間デュアル文庫 
[Amazon]
「メルサスの少年」
あらすじ
身ごもることが出来ないはずの"メルサスの女"から産まれた少年イェノムは、ただひとりの"街の子供"として育てられていた。彼の不満は十五になった今でも子供扱いされること…。

前回レビューした『<柊の僧兵>記』と比べると、各段にレベルの高い一冊だった。
星雲賞を受賞し、菅浩江の名前を一気に知らしめた著作。
SFファンタジー。とにかく美しいの一語に尽きる。
舞台はメルルキサスと呼ばれる螺旋の街だ。そこは体を不可思議な生物に変化させ、qどもを生まなくなり、過汲霄里討疹婦たちが支配している。
蜷l公はこの街でたった一人の少年イェノムだ。
大人に憧れ、背伸びする少年が、一人の少女と出会うことで、真に守るべきものは何かを知っていく…という、いかにもありがちなパターンであるにもかかわらず、その酔疚な文章、逞しい想像力で、飽きることのない世界が現出されている。

рェ泣かされたのは、「昼の乙女たち」の設定と、イェノムの養母ジョイナーサだ。
苦難の果てに、こんな螺旋に堕ちてこざるをえなかった少女たちが、過汲靄困譴鴇婦に「変化」するまでの間、穏やかな昼の草原で美しい日々をすごす。一時の幸せ。これって、なんて優しさだろうと思う。
彼女たちの苦痛がどれほどかははかりしれない。けれども、悲しみに満ちた人生であったことは疑うことがない。でなければ、こんなところに堕ちはしない――
だからこそ、与えられた平穏なときの美しさ。
なんていうか、想像しただけで泣ける。なんて優しく、切なく、痛ましい願いと想いなんだろう。
そしてイェノムの養母、ジョイナーサ。
なんといっても彼女が一番好きだ。蓮っ葉で、美人で、気風がよくて、でもあったかいジョイナーサ。
その最期には涙が出た。

菅さんは、女という生き物のずるさ、繧ウ、悲しさ、美しさ、優しさ、c酷さ、かわいさ、全部を書ききっている。
そこに共感する。
最高の一冊の一つであることは、疑う余地はない

年と少女の成長 菅浩江 徳間デュアル文庫 590円
ISBN4-19-905020-5 [Amazon ]
「<柊の僧兵>記」
あらすじ
<白い子供>と呼ばれるミルンは、ゥ分の虚繧ネ体が疎ましかった。ある日、ミルンの村を何者かが襲った。生き残ったのはミルンと、もう一人の<白い子供>アジャーナだけ――。

再販作品らしい。
冬木洋qさんとこhttp://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/9441/で紹介されていたので、冬木さんの好みなら大丈夫だろうとネット書店で注文しました。

ファンタジーだと思っていたら、SFだったとゆー(^_^;
まあまあかな…。特にここが悪いってこともないし、ここがハマったということもなかった。多分、ファンタジーだったらもっとハマっていたのでしょうが、рヘSFが結構苦手なので…でも読めたんだから、大したもんだ。

さすが冬木さんご推薦なだけあり、文章はうまい。
無駄がないし、きれいだし、梵ワ入る文学的な雰囲気も好き。
でも今読んでる「メルサスの少年」のほうが、好みかな?

お話としては、村でオニッコ扱いされる主人公ミルンが、異星人に村を滅ぼされ、同じくオニッコの少女アジャーナと二人で<柊の僧兵>と呼ばれる三人の導師(?)を探しに行くところから始まる。
SFだけど、成長物語。
ひ弱なミルンが、ゥ分の役割に目覚めて成長していくサマがきちんとえがかれています。

難癖をつけるなら、短すぎるってところだろうか。
もっと三巻くらいないと、ミルンに感情移入する前に終わってしまう。
でもきれいにまとまってて、いいんじゃないかな。それなりに。
рニしては、もっと長くないとハマれないなーと思ったんだけど。

どっちかというと、「メルサスの少年」のほうがよさそう。
まだ今冒頭読んでるだけだけど。
追ってレビューを待ってくださいな。

特な世界観 五代ゆう 富m見ファンタジーエッセンシャル 
[Amazon ]
「<骨牌gい>の鏡」
あらすじ
祭の日、「骨牌」を使った占いの最中、アトリを襲った悲劇が、すべての物語を語りはじめる。運命的に出会った青年の「お前は十O番目なんだ」という言葉の意味とは。「骨牌」に翻弄される少女アトリの数奇な運命を描く。

『<骨牌gい>の鏡』/富m見書房/ファンタジーエッセンシャル
五代ゆう 著/表Cラスト:弘i

異世界ファンタジー。長編。
<>の支配する世界。十二枚の<骨牌>を使う骨牌gいは、撃霪匹濟譴鯤僂┐襪海箸婆ね茲鮴蠅ぁ幻影を形に変えることができる。あるいは、人を癒すことも。
少女アトリは商業都sで一人占いを営む腕のいい骨牌gいだった。だがあるとき偶然に出会った青年ロナーとv蜃蜷が、少女を運命の嵐のなかへ導いていく…。

あらすじ的には「あり」な話。つまり、大筋を見ると相当王道で、ありがちである。
この小説、悪かないんだが、文句をつけられる余地も多分にある。
一番納得いかなかったのは、二人の主人公アトリとロナーに関してだ。
特にロナーは、これほど私のツボをおさえた素材であるにも関わらず――黒髪、孤独、長身、兄想い、報われぬ立場――全然惚れなかった。
簡単に言えば、ロナーは「お子ちゃま」すぎたのだ。つまり、予想の迫‘でしか動いてくれなかった。
これは話全体に対して言えることで、「骨牌gいの鏡」は、ありていに言えば「いい意味での裏切り」の少ない物語だった。
しかしそれでも、ロナーか、あるいはアトリかにのめりこんでいたらもう少し不満はなかったと思うのだが、c念ながらロナーもアトリもあまりに表面的に描かれていて、内面の苦悩をもっと丁寧に書いてくれたら、とおしんでしまう素材だった。
五代ゆうさんの文章は非常にうまく、惚れ惚れするものだが、いかんせん富m見ファンタジアで書いているだけあってか、女性のしっとりした心理描ハ態度が、同じようにキャラクターをさらりと描いてしまう荻原規qと比べると非常に少なく感じられる。男性よりはよっぽど心理描ハを大事にしているが、女性にしては表面的で、中途ハンパなのである。
ただし、世界観v疚密さや美しさには舌を巻く。それだけでも一読の価値がある。
また、キャラクターの真に迫ることが足りないとはいえ、ロナーの兄フロワサールや、永遠の少女モーウェンナなどは心から好きになれた。
読んでも損はないだろうという程度には良書だと確信する

 以前、冬木洋qさん、櫻井水都さんより書きこみいただいてました(^_^)

櫻井水都さんhttp://www.aquapolis.jp/
vうに、このヒトは「脇役を印象的に書く」のがうまいなぁと。

рェよくやりがちなんですが、心理描ハを書き込んでいくうちに、誰が主役なのか分からないぐらい、みんな等量の描ハになってしまいます。
登場人物全員、何かしら痛みとかテーマを抱えていていいんだけれど、あくまで主役は主役、脇役は脇役。
脇は、闥Zな描ハの中で確タに印象に残さなきゃならないので実は難しい(と思う)んですが、五代さんってそれがうまいですね。
でも、その調子で主役まで描いちゃうと、逆にちょっと消化不良かも…?
五代さんってどちらかといえば、キャラのための物語って言うよりは、世界のための物語を書く人だと思うけど、何やかや言ってこの人、かなり情念系な書き手さんですから、蝟陲呂どいぐらい描ハしてちょうどいいと思うんです。

初期の「はじまりの骨の物語」「機械じかけの神々」に関しては、蝟陲凌翰がこってり書かれてた感じがしますねぇ。櫻井はこーいうノリ、好きなんですわ(^ ^)
これらふたつに比べて、「骨牌〜」は大風呂敷広げてる分、あれもこれも描こうとして主役に割く枚数(か、條ヤ)が足りなくなったのかもしれないしそうでないのかもしれない、と勝閧ノ憶測(^ ^;
確かに、肝心のアトリとロナーがチト繧「んです。
まー、ロナーはああいうのもありかなと思う櫻井ですが。(シニカルぶって逃げてただけの青年が、壁に立ち向かうつよさを手に入れる…ありがちといえばありがちなんですけど、個人的に好きなパターン)
しかし、アトリが…惜しかった…
アトリが「13」に魅入られ、引き受け、癒すための土壌ってのが、彼女の抱え込む「母親の愛情に対する信頼の欠如」だったわけでしょう。それ、何でもっともっとコッテリ書かなかったんだろう?
рセったらしつこいぐらいに書きますね!(<アンタはやりすぎ)
アトリ一人掘り下げただけで、ものすごい大傑作になると櫻井確信してます。(今は普通の「傑作」)

ところで私のお気に入りキャラは…ゆずささん、だいたい想像付くでしょうか(笑)
病辮ツ少年萌えの櫻井のツボは、やっぱり陛下、フロワサールなのでした。
彼の描き方は最高です。いろいろなことを考える頭脳があって、それを支える倫理もあって、唯一、それを成し遂げるための肉体がないっていう不ゥ由さ。アロサールにかける愛情の深さ。рフ涙の大半は、このお方のためのものです…(T^T)
この方一人で、アトリとロナーの分は補って有り余ってます。(個人的見解)
何やかや、рフ中では今のところ、十本wに入る小説でした(^ ^)

長々したカキコで申し訳ないです…

冬木洋qさんhttp://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/9441/
рヘ王道どおりのお話って大好きなので、これも、「そうそう、рヘこういうのが読みたかったの!」と大喜びで読んだのですが、そういえばたしかに、キャラの描ハはあっさりしてますね。
рヘ、それも壮大なファンタジーの場合の定石かなと思ったんですが…。
пAゥ分が不必要にキャラを書き込みすぎて失敗するタイプなので、当然、キャラが掘り下げられてる話は好みなんですが、逆に、キャラを書き込みすぎないタイプへの憧れも持っているのです。
でも、р焉Aロナーには、いまいち萌えられなくて残念。
パターンとしては、すごく好みのタイプのはずなんだけど…。やっぱり、いかんせん、お子ちゃまで。う〜ん、惜しい!
彼の十年後に期待したい!(?)


ちついた視点 一夜 [HP]>青眼 
長編・連載
「青眼」
あらすじ
暗殺の力をしこまれたリジー。しかし、d魔ヨと向かう途中の船が難破し、海へ放り出される。ついた先には、不v議な赤ん坊を育てる老婆がいて…。

久々にハマれるファンタジー小説だ。
異世界もの、連載中。

少女リジーは、船の難破に遭い、流れついた先である老婆に拾われる。
老婆はリジーに不v議な赤ん坊を手渡す。
同じころ、レスダ王国の王国軍将帥、ウォレンは主である国王によって捕らえられてしまう――。

前半、リジーの感情がよくわからずまごつくが、後半になるにつれて少女の微妙な陰影のない真っ直ぐな気性や、やさしい感情が愛しくなってくる。話運びがうまく、どんどんすいこまれていく。

なによりも、作者さんは絶妙な心理描ハ・情景描ハに長けている。
一言一言が活き活きとしており、剴カ文学が持っているような、あたたかく優しい雰囲気が伝わってくる。梵ワ、リジーの胸に飛来する想い出への思慕が美しい。

ъツ人的には、ウォレンとリジーのカップリングで推したいが、あの美女キュルカに勝てるかどうか、微妙なところである。でも私がこの作品いいなぁと思うのは、カッコイイウォレンじゃなくて、キースにリジーが●●なところ。 そこが、ゥ然でよい。 先が楽しみ(^_^)

活臭がある 夏冬春秋 [HONなび]で検索
中編・完結
「魔道師の遺産」
あらすじ
偉大なる魔道師である祖父の死に、シィーアは納得がいかない。己は、祖父のようにはなるまいとかたく心に誓うのだが…。

短編というよりは中編。非常にバランスのとれた作品である。
рヘこういうお話、好感が持てて好きだ。

ファンタジーといっても、中身はいわゆる成長物語である。
そこに、作者独特の世界観・魔法観が加味される。夏冬さんの魔法観は独創的で説得力がある。この方は外国ファンタジー的な要素を多分に持っている方のような気がする。
成長物語、というとよく陥りがちなのは主人公一人納得パターンだが、「魔導師の遺産」はとても自然体で、ちっともいやなかんじがない。
蜷l公の「気づき」も、その行動の変化も、言ってみればよくあるパターンには違いないが、読んでいて気揩ソがいいほど自然なのだ。
タは、こういう王道のパターンをうまく処理すること、かつ読者を納得させることは難しい技術なのである。
ちょっとはずすと、「ふーん。でも大したことじゃないじゃん」「なーんだ」となってしまう。
でもこの「魔導師の遺産」は、要所要所できちんと読者の心をつかむ。ヒロインが突然「化ける」pも、その苦労話も、筆力がなければ「あっそう」ですまされがちだが、ここではすんなり入ってくる。
最後には主人公が好きになっている。

見た目はファンタジーだが、中身はごく現実的なお話。
男の方でこういうのを書ける人に出会えたのは嬉しい。是非、長編ファンタジーも書いていただきたいなと密かに願望中。

ちなみに、見所の一つは作中登場する料理の描ハ。
よだれが出そうになる。

巻く感情の連鎖 O激Jノン [HP]>NOVEL>c酷な庭
長中編・完結
「c酷な庭」
あらすじ

一時期、破竹の勢いで楽園のランキングを駆け上った人気作品である。
これの後、翌スような作品が続々と出てきて、「みんな影響受けとるなぁ」というようなことを感じた。
それだけインパクトのある作品だといえよう。

c酷な庭、というタイトルがまずいい。
作品全体に流れる鮮烈な雰囲気がよく出ていると思う。
お話はファンタジーで恋愛もの。タ際にはファンタジーでなくともよかったのではないか、という夫婦愛のお話だが、рヘむしろ、ファンタジーでなければならないと思う。
夫婦愛といっても不倫だの、セックスレスだの、そういう泥臭いお話じゃなくて、恋人未満の二人がヤキモキするような恋愛未満状態の夫婦が、意地をはったりなんたりしてすれ違いつつ、やがて…という内容だから、少女漫画的純粋さが売りである。
現実世界の夫婦では、これは嘘っぽく見えるが、ファンタジーならむしろ生かされる。

読者をぐいぐい引っ張りこむ。
まるで何かの映画のような、きれいでアイロニックでほのぼのした終わり方が美しい

 以前yunaさんから書きこみいただいてました。ありがとうございました(^_^)

 > それだけインパクトのある作品だといえよう。
(>_<)本当に、いい小説です。感動しました。この物語にたどり着いて、よかったと思いました。心にぐっと来るモノがあります。
l回くらい読みました…。

> 現実世界の夫婦では、これは嘘っぽく見えるが、ファンタジーならむしろ生かされる。
やっぱり、魔神という生き物(?)ならでは?の、形だと思いました。そう言う種族に生まれてみたいなあ…なんて思いました。

> 読者をぐいぐい引っ張りこむ。
> まるで何かの映画のような、きれいでアイロニックでほのぼのした終わり方が美しい。
本当に!その通りです。すっごく引き込まれていきます。ラストも読者の期待を裏切らず、かつ無理のない終わりかたです

世タペストリーの息吹 響子 [HP]>オリジナルと小説>塔の中の姫君
中編・完結
「塔の中の姫君」
あらすじ
嵐の晩に、語り継がれる御伽噺は…?

 今日の読書は「塔の中の姫君」。
 中世ファンタジーの中編。

 作者の響子さんは、無類の中世欧州j好きなだけあって、とにかくストーリーの綿密さには頭が下がるのだが、このタイトルからして感じ取れるように、文学的なセンスも多分に持ち合わせているお方。

 なんていうか、出だしからしていい。

----(無断(=_=; 転載)---(文句受けつけます)---------

 風のうなり声は、狼の遠吠えのよう。
 
----------------------(転載終わり)-------------------

 これ、よくないですか?
 これから始まる壮大な、けれどもひどく懐かしい――いかにも中世ってな雰囲気がうかがえません?
 一貫して、古びた石壁、冷たい城の尖塔、枯れたいばらを思わせる作風。なんともいえず心地よく、c酷な、欧州の霧のようなイメージ。
 言葉じゃ言えません。
 読んだら分かる。このお話は面白さやキャラ萌えもいいけど、それ以上に作品の雰囲気に酔ってください。
 最後まで物寂しく、おどろおどろしくも美しい、まさに中世欧州のロマンチックなタペストリーがここにある。
 ファンタジーとか物語というよりも、まさにタペストリー。
 一枚の織り上げられた、緻密で精巧な、耙沢品なのです

的な描ハが魅力 上庄巧馬 [HP]>とかげのしっぽ>風の旋律沈黙の太陽
長編・連載
「風の旋律」「沈黙の太陽」
あらすじ(風の旋律)
 剣奴のアンフィッサは、少女ながら負け知らずだった。しかしちょっとした不注意が、膜盾陲こす。そこで彼女を助けたのが、ブリタニクスだった。彼はアンフィッサに、別人として生きることを要求する。

あらすじ(沈黙の太陽)
長い時の流れを、老いることなく生きる運命を強いられたルディアスは、旅の道中<沈黙の太陽>なる魔術tにとりつかれてしまうのだが…。

 この二つの小説、なんつっても作者さんの言葉へのビンカンさが目玉だと思う。
 風の旋律はローマを舞台にした架空歴史もの。背景としてはポエニ戦争の時代らしいが、とにかく何がいいって、栫X挿入される詩がいい。
(以下無断(汗)引用)++++++++++++++++++

 いつしか聖なるイリオンも、滅びるのであろう。

 イリオンを滅ぼしたドーリアにも。
 ドーリアを滅ぼすものたちにも。
 いずれ、滅びのときが来る。

++++++++++++++++++(引用 終わり)

 これ、いいと思いません? なんつうか、素晴らしい言葉の感覚だと思う。タイトルとなっている風の旋律ってのは、この詩を示しているらしく、рフフェチズムをくすぐってくれる。
 ヒーローのブリタニクスは、静かな面差しのうちに、烈々とした魂が燃えていて、美しい。

 沈黙の太陽は、SFファンタジーというか、一応剣と魔法のファンタジーなんだけど、かなり独創的だ。設定も面白いし、ナゾだらけでかなり続きが気になる一品。
 蜷l公のお人よしぶりは最高だ。でもなんといっても、ストーリーにからまる固有名詞の響きの美しさにまいってしまう。
 沈黙の太陽、ゆがんだ真cなんとも美しい言葉の羅列だ。
 女神が裸足なのよ、という作中人物の一言もうっとりする。

 上庄さんの底力に感服する。このまま独自の世界を展開していってほしいのだが、唯一の難点は更新があまり早いとは言えないところ。
 熱心な読者の一人としては、一日千秋の思いで待つしかない

説としての面白さがある 北風 [HP]>fantasy>不鳥英雄伝 
長編・連載
「不鳥英雄伝」
あらすじ
 リマインの密偵スカル・クロスボーンズが請け負った仕魔ヘ、傾国の美女と名高い王女イリーナの誘拐だったが…。一方イリーナは、父親の手を逃れ逃走する途上にあった。

やっぱ面白いと思うわけ。
ファンタジー小説。大河、連載中です。気が遠くなるほど長いかんじだけど、作者の北風さんはとにかく更新速度が速い。だからダイジョウブイ。

聖女イリーナをめぐる国と国、神と神、人と魔との一大スペクタルアクションファンタジーときけばありがちっぽいけど、そんなんじゃない。
とにかく読んでほしい。理屈ヌキでおもろい小説って、こういうのを言うんじゃないかと思うんだよ。
蜷l公のスカルは初め影が薄すぎて大丈夫かと思ったが、汨謔ノ魅力にとりつかれ、いまやオンライン小説内ではいっちゃん好きなキャラになってしまった(^_^;;
惚れます。抱かれたい男ナンバー1になるはずさっ

それにしても、イリーナとスカルのじれったさには、読者としてハラハラさせられるばかりだ。「いけ! 押し倒せ!」ってときが何度もあったが、人のいいスカルはあくまで鈍感&紳mなんである。
いーから一回くらい押し倒しときなさい、スカル。
なんて思っちゃうのも、彼が愛しいゆえなんだな

代ロマンに胸が踊る 氷コ冴子 集英ミコバルト文庫全11巻 
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「銀の海 金の大地」
あらすじ
 神々の愛子である兄・母と暮らす真秀は、息長の一族ではよそ者だった。ある日彼女は、ゥ分の本当の一族が大和の佐保一族であると聞くが…。

鈩めは読みやすいライトノベル系からいきましょう。
  「なんて素敵にジャパネスク」(同社)や「海が聴こえる」(徳間書店)などの作品で有名な氷コ冴子が、古事記のなかに出てくる「狭保彦(さほひこ)の叛乱」をもとにして描いた古代転生大河ファンタジー。現在、11巻まで出ています。
  本来の主役は佐保という小豪族の皇q、佐保彦が主人公ですが、最初の11巻(なんと、11巻で序幕というすごい大河なのだね)はヒロインである真秀(まほ)が中心です。真秀は佐保の皇女として生まれるも、予言のために滅びの子として邑を追われた身。一方の佐保彦は佐保を永遠に生かすと予言されました。が、母親の非常な仕打ちのせいでひねくれて育っているので傲慢。かつ、真秀に対しての憎悪がものすごい。
 ところが、ここが少女小説。二人の母親は双qなのです。とくれば、真秀は佐保彦の妹に、佐保彦は真秀の兄にそっくりなわけですね。憎みあおうにも、なかなか憎みあえない二人。それでも圧力をかけてくる「一族」「野望」「画策」…純真な二人の想いとは裏腹に、策謀渦巻く大和は……とまあ、大体こんな感じの物語ですが、真秀や佐保彦の葛藤、過汲フ真相などを縦ノ、豪族同士の陰謀や策略などを横糸にからめあって描かれた、一大スペクタル古代ロマンとでも言いましょうか。氷コ先生は比較的コメディで知られた方ですが、これはかなりのシリアスです。
  とにかく華麗。そして秀逸。何がいいって、まずはそのいかにも古代ちっくな文章の流麗さに惹かれてしまいます。そしてキャラクター一人一人の魅力もいい♪ 佐保彦の、ゥ信のなさを裏返した傲慢さはかわいいし、真秀の虚勢は健気。一人一人が違った人生観で生きているのにも好感が持て、はまり度10の娯楽小説であります♪ 

の子のハートがめろめろ 荻原規q 徳間書店 
[Amazon ]
「空色勾玉」「白鳥異伝」「薄紅天女」
あらすじ(空色勾玉)
村娘狭也の心配は、「鬼」に追われた六歳の自分の夢だった。十五になった祭の晩に、「鬼」はついに追いついた。『おまえは「闇」の氏族の巫女姫だ』と告げられて、憧れの「輝」の宮に救いを求める狭也。だが、宮の神殿で縛められて夢を見ていた「輝」の末q、稚羽矢との出会いが、狭也の運命を大きく変えていく…

 勾玉三部作と言われるこの三作は、オンライン上でも非常に人気の高い作品です。
 かく言う私も人に薦められて読み、見事はまってしまいました。
 「空色勾玉」は古代日本でも大和朝廷の初めころが舞台。といっても、大王がいらっしゃるのではなく、国を治めているのはアマテラスとツクヨミ。(名前は別ですが)
 「白鳥異伝」は、古事記のワカタケルノミコト、いわゆる白鳥王子のお話を元にしています。
 「薄紅天女」は長岡京梠繧ナすね。
 このようにどれも時代は別々なんですが、全てに共通していること、それは…男性キャラおいしすぎ、ということでしょうか(爆)
 空色のチハヤには特に萌えませんでしたが(笑)、白鳥のオグナ!!! そして薄紅のアタカはうまいです(T‐T)
 梠纉Iには、というか時代考証としてはやっぱり氷コさんに負けてるのかな〜という気はしますが、なんというか女の子心をくすぐるラブシーンとかなんとかが非常にうまいのです、この荻原さんは。
 白鳥のオグナの、うぶそうに見えて実は男だった(爆笑)シーンもよかったんですが、アタカの「一緒に武蔵に行こうと言わなかった」には、痺れました。
 なによぉ〜〜興味なさそうにしてたくせに〜〜。と、オバさんは一人舞いあがってしまうのでした。
 というわけで、美味しいラブシーン満載で、рフような煩悩ヤロウには大ハマリものでしたね。お話としてもきれいに構成されてますので、Q考にもなります。お勧めできます

ピックの殿堂  ナンシー・スプリンガー ハヤカワFT文庫
 [Amazon]
「白い鹿」

これはアイルの書シリーズの第一巻です。
 いやはや、これにはまいりました。今まで読んだハヤカワと全然違うんだもん。
 アイルシリーズの幕開けの巻ですので、本編の先駆けとなる序編なんですが、何に参ったって、まずヒーロー、ベヴァンの親友クインの憐れさと、後半になってからのベヴァンの豹変ぶりですかね(‐‐;
 とりあえずネタばれになるんで簡単な紹介から先に。
 訳者後書きにもありますが、このシリーズはケルト神話を下敷きにかかれているようです。トールキンとCSルイスという二代エピックファンタジー巨匠の世界観が生き、文章は詩的で素晴らしい。言うことナシに読んで損のない文章です。
 ただ、ライトライトなノリに慣れている昨今のお嬢さんがたにはちょい物足りないかもしれません。というのも結構キャラが文学的なので、キャラ萌えすんのは高度な技が必要ですね(^^;
 さて、ここからドギモ抜かれたネタバレトークをば。
 まずクインですけど、やつは憐れすぎました…もっとも最後はいいんですけど。いきなり現れた得体の知れぬ男に恋人を奪われ、更に因果なことにそいつに男ボレしてしまい、生命の危険をさらしてまで旅に出、決の思いで手に入れた剣はみすみすそいつの手に渡るわ、そのため叔父には嫌われて相続権を奪われ、恋人を奪った男のお家事情で起きた戦争で父親を亡くすわ、更には元恋人とそやつとの結婚式に出たくないがために旅に出たもんだから叔父に命を狙われ、最後にはその親友に捨てられるっつう。
 こうかくとむちゃ憐れ…(笑)でも実際はね、まあもうちょいマシですけど(笑)
 親友というのは言うまでもなく主人公ベヴァンなんですが、こいつに男ボレしたのがクインの運のつきというかなんというか。読んでると、大事な場面ではベヴァンは悉く気絶したり重傷を負ったりするんで、いつもクインに助けられてるんだよなー。いいんかい、クイン。
 でもこの二人の友情の美しさはいいです。読んでて胸が熱くなる。クインが初めてベヴァンのために流す涙なんて、せつなくっていい。ベヴァンのその時の台詞もまた泣けますね。「友情にもおくれをとった」
 ところが。ところがよ。ある日から急にベヴァンの態度が急変してしまうんだな〜〜。
 やはりそこは神さまの子供なだけあるのか、あるときを境に海の向こうにある国を夢見るようになり、クインからうばっといた花嫁も置き汲閧ノ、やっと救った大地も国々も置いて、海の向こうに行ってしまうのよ、こやつ! アホな私からすると、「な、なんでやね〜〜ん」という感じでしたが、そういうベヴァンの行動はまあ、文学的に見れば非常に神秘的で美しく切なく、物語全編をいやおうなく高みに持っていってるなと思います。vいますけど、びびったね。
 クインがさー、しゃくりあげながら「忘れないでくれ」っつってんのにだよ。淡々としてるベヴァンはなんか淋しかったね…。それも神性というやつなのかもしれませんが。
 というわけで私はクインお気に入りでした。
 このお話のなかに出てきた神話的なキーワードはすごくよかった。「うつろの山々」とかね。非常に幻想的で美しかったです。続刊のレビューも、追ってご報告いたします

りゃないだろと思うけど  フィリス・アイゼンシュタイン ハヤカワFT文庫
 [Amazon ]
「妖魔の騎m」
あらすじ
 魔女である母親と静かな暮らしをしていたクレイは、ある日、父親を探して旅立つ。己のため、母のために。タは父は、すぐそばにいたのだが…。

これは上下巻です。ロングセラー。
 う〜ん…何やら人気があるみたいなんだけど、рヘそこまではまりませんでした。
 何でなんだろう…。多分、蜷l公クレイにそれほどまで共鳴できなかったからかもしれません。
 お話の内容としては、クレイという主人公が自分の父が誰か探しにいくんですが。この父ってのが、タは妖魔なんですね。そいで魔法gいの母のライバル(これも相閧ェ一方的にライバルと思ってるだけ)の使い魔である妖魔が、命令のために子だねを植えたという。
 そういうお話なんですが、しょっぱなに全部セかし(しゃれじゃないよ)してるとこがミソ。
 蜷l公の父親である妖魔(名前なんつったっけな〜。ギがつくんだけど)は、妖魔に似つかわしくなくクレイの母に恋しちゃうわ、クレイ可愛いわであら大変。ヘ主人のレジ―クからもらったもんだというのに、リスの姿で母子の姿を木陰から見守る始末なんですわ。
 これ、どっちかというと、母デリヴェブと父妖魔との報われぬ恋物語として楽しんでしまった。クレイの成長物語なんだろうけど。рェあんまりはまらなかった理由は、多分クレイが結構なんでも「うまくやっちゃった」せいだろうと思います。
 だってさ〜、そちこちでパパやママに助けられてんだもん。なんか緊迫感がなくてねえ…お供のセプウィンも間抜けだし。でも読みやすい小説だったのは確かです。なぜか続編を読もうという気にはなれませんが。


話の世界にうっとりする J.G.キイズ ハヤカワFT文庫
 [Amazon(水の都〜上巻)]
「水の都の王女」「神住む森の勇メ」
あらすじ
 森の青年ペルカルは、ある日小川の女神と愛を交わす。彼はその日、小川の女神が泣き咽ぶのを見た――「あれがわたくしを食い尽くす」と。一方海辺の都に住まう王女ヘジは、孤独の中、従兄弟デンの行方を案じていた…。

さあさあさあ、来ましたよ。キイズです!
 これを読まずして何を読む!!! 
 アニミズム的世界観のなかで広がるお話は、もうなんというか独特の美しさに満たされ、素晴らしい。文句なし。
 十二歳のノ―ル国王女へジと、十オ歳の北の族長の息子ペルカル。この二人の視点を巧みに使いながら進むストーリーは非常によくできています。静の内的戦いであるヘジ。そして動の外的戦いであるペルカル。
 何よりも、ペルカルの初えっちが「小川の女神」であるところは見逃せません(断言)
 ペルカルが少年らしい思慕と憧憬のなかで思い出す小川の女神の描ハは、非常に美しく繊細です。
 アニミズムが根っこまで染みついたこの作品の中では、単純明快な大河の神も、黒き神も非常に活き活きとしております。
 最後の終わり方が気に食わないと思っていたら、続編がありました。「神住む森の勇メ」こちらも上下。
 神住むでは、水の都で解明されていなかった謎が解き明かされます。動きがあるのはどちらかというと神住むのほうでしょうか。今年(2000)読んだファンタジーでは最もいいんじゃないかなあ。多分。
 全体的に奇妙な色気が漂っています。それに、ペルカルとヌガンガタの友情も見逃せません。心の底から続編を希望しております。
 さて煩悩トークです。
 このお話、何がよかったのかというとね、愛憎からみあうなかでのペルカルとヘジの繊細かつ微妙な恋?心のやりとりです。
もっちそれ以上に神々の描ハも気に入ったんだけど、やっぱり、愛と憎が好きなゆずにはこの構図はたまんなかった。
 二人が山頂で、初めて打ち解けて話し合うシーンは可愛かった(^^)
 そいでもって、ヘジがペルカルに感じる心安さの描ハも絶妙だったね〜、興奮もしない、嫌気もない、ああ〜それって理想的な状態じゃないの。とうらやましくなりましたね(オイ)
 一度は憎みあい、そのことがず〜っと二人の心にわだかまり、罪悪感でとらわれ――がんじがらめになって素直になれない両者が、そこから解き放たれた夜のシーンは素敵でした。
 しかしこういうお話って、どうしてラストになって急激に大団円になるんだろうな。そこだけは不満といえば不満だったかもしれない。でもカワイイから許す。(何様だ)
 とにもかくにも続編! ハヤカワ頼む!!

ュブナイルってかんじです タニス・リー ハヤカワFT文庫 絶版?
 復刊ドットコム
「冬物語」
あらすじ
 村の巫女であるオアイーブは、ある日、大切な聖具を盗まれてしまい、その犯人を追いかける。だが途中、vわぬ展開が待っていた――

こちらもタニス・リーの初期中編集。「アヴィリスの妖杯」が同時録の嬉しい本です。
 冬物語は神殿の巫女オアイ―ブが盗まれた聖具を取り戻すために旅をするジュブナイル。色彩がとても美しく描かれていて、好きですねえ。タニス・リーのすごさは世界の色が見えるところだと思うのですが。
 この冬物語もまさにリー独特の美しく重厚な世界観に彩られてて、美しい。オアイーブという名前を、潮騒の音を思わせるみたいに書いているところはすごいと思いましたね。幻想文学らしい作品です。
 しかしグレイはオアイ―ブがあそこまでするほどの男なのかと疑問もあったけど、基本的に憎悪が愛に変化する構図にあこがれているので許す。「アヴィリス〜」のほうもエンタとして面白いとは思いますが、やはり冬物語のほうがよいかなあ。
 しかし再度言うけど、グレイがかっこいいのは初めのうちだけです。狼になってからのやつはホント情けない男だったぜ。

アがかっこいんだな。 タニス・リー ハヤカワFT文庫 絶版
 復刊ドットコム
「闇の城」
あらすじ
 吟遊告lのリアは、森の奥の古城で夜にしか目覚めない少女とであった。彼女を助け出したリアなのだが…。

  рェタニス・リーの作品の中では初めて出会い、そしてそれだけに思い入れの深い一書です。
 リーの初期の作品の一つで、早々と目録翌ソ、絶版してしまいましたが、オークションなどでよく見かけるので手に入れられないことはないはずです。
 この本の何がいいって、リアに決まってます(煩悩) お話の主人公は二人、リルーンという無知な少女とリアっていう吟遊告lの青年。このリアが運命に導かれてリルーンに出会うところから、お話は始まります。全体的によくまとまっており、なんと言ってもリアがさすらいの吟遊告lに導かれて人骨から竪琴をつくるシーンは圧巻。おろかなリルーンが成長していく様もジュブナイルで快いし、何よりいつでも冷静なリアがかっこいいv ということでかなりお勧めです。
 煩悩トークを言えばね、これは恋愛小説だと思います。
 リルーンが女になり、最初は疎んじてたリアが、やがてなくてはならない存在だと気づく。
 リアがとにかく好みなんだな。冷たいところもいいですね。うちのアストとちょっと似てるかも(笑)

 

CD DVD | Cu`bg | | 20SEOc[1980~g
ENOPCu`bg | EFuT[rXJ | G Fujisan.co.jp | Cu`bgS[S[I
Cu`bguBBchatTVv | iI | Vj[XwbhC | z[y[W